卒業生の声

吉本 星里菜

所属:富士通株式会社
卒業年:2012年

食料・環境経済学科を卒業後にICT (情報通信技術)ベンダーへ就職し、現在は農業団体様のICTシステムを担当しています。農業生産現場から圃場データや生育データ・作業記録などを収集し、経営状況の「見える化」をすすめ、分析することで、いかに効率よく生産活動を行い、販売に活かすか、といったことをお客様と一緒に考えることも仕事の一部です。

多種多様な品種があり、地域特性が強い日本農業をデータ化するというのはなかなか難しく、悩むこともありますが、農業分野に参入する一企業という立場から何ができるのか絶賛模索中です。

そういえば、卒業式でとある教授から「君たちはやっとの思いで卒論を書き上げた、だが人生は卒論の繰り返しのようなものだ」と言われたなと、この文章を書きながら思い出しました。今、まさにその通りになっているのかもしれません・・・。

在学中は、いくつかのゼミに参加します。取り組む題材やアプローチ手法は違えども、友人たちとは互いに研究進捗状況を報告し合い、時にはまったく異なる視点からの意見をもらうなど、悩ましくも楽しい時間でした。

京丹後市へフィールドワークという名のサバイバル(!)に行ったことも今となれば良い思い出です。こういった環境に身を置き、幅広い視野を持って研究に臨めるのも、本学科ならではでしょう。

yoshimoto

藤本 隼平

所属:農林中央金庫大阪支店 関西農林水産環境事業部
卒業年:2014年

食料環境経済学科(以下、食環)の学生生活について少し紹介させていただきます。

食環の授業は座学のみならずフィールドワークも豊富にあり、実際に体感することで多くのことを学ぶことができます。そして、三回生の後期から専門分野を決めることになるのですが、数値やデータを扱う理系に近い経済系の分野から、歴史や社会を扱う文系の分野まで多種多様な研究室があり、自分の興味のある研究を選択することができます。私は卒業論文執筆のために農村の方々にインタビューをしたことで、その方々と仲良くなり、農業体験もさせていただきました。現在私は金融を通して第一次産業へ貢献することのできる仕事をしているので、大変良い経験となり仕事にも役立っています。

また、比較的時間に余裕のある学科なので勉学以外のことにも励むことができます。私はサークル活動や旅行をすることにも励むことができましたし、留学する人や部活動に励んでいる人も多くいました。

能動的に動けば動くほど充実した学生生活を送ることができる学科ですので、ぜひ食環に入って学生生活を満喫してください。

fujimoto

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